第13巻第7号(第150特別号)-3|大阪市阿倍野区で内科・外科・小児外科なら山田医院にお任せください。

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山田医院だより

第13巻第7号(第150特別号)-3

自己紹介

梅雨明けが待ち遠しいこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
はじめまして、中町麻里と申します。この7月から医療事務スタッフの仲間入りをさせて頂くこととなりました。至らないことも多々あるとは思いますが、誠心誠意をもって対応いたしますので、よろしくお願いします。

私は今年の3月に大学を卒業させて頂き、ゼミでは家族心理学などを専攻しておりました。学校が京都にあったからか、私自身大阪生まれ大阪育ちなのですが、4年間のうちにほんの少しはんなりとした気性が身についた気がします。学生時代には写真部に所属しており、今でも休日にはカメラを持ってあち
こち出かけることが大好きです。また機会があれば、撮ったものをお見せできればなと思います。おしゃべり大好きなので、是非気軽にお声掛けくださいね。
これから暑さに向かいます。お体にはどうぞお気を付けください。

山田医院 医療事務 中町麻里

節電熱中症に注意!!

梅雨も明けこれから本格的な夏が到来いたします。昨年より猛暑が予想されますが、深刻な電力不足による節電のため、室内でもエアコンの使用を控えていたり、熱中症になる危険性も高まっています。今まで以上に自分自身で熱中症を予防する必要があります。節電は無理をするのではなく、ムダを省くことが大切です。こまめに水分を補給する、服装を工夫する、体調が悪いときは無理をしないといった通常の熱中症対策に加えて、「住まいを涼しくする」「効果的にエアコンを使う」「暑さに強い体づくり」で節電の夏を乗り切りましょう。☆部屋が涼しくなるよう工夫するすだれなどで日射を遮る。窓を開け風の通り道を作る。植物を育て冷却効果に期待。☆エアコンの節電ポイント室内温度は28℃設定。フィルターの掃除はこまめに。扇風機を有効活用しましょう。☆暑さに負けない体づくり年齢や体調と相談し、無理のない範囲で早朝に運動しましょう。
規則正しい生活とバランスよく栄養をとりましょう。

山田医院 医療事務 杉山恭子

☆7-8月の診療について

カレンダー通りです。なお、当院の夏季休暇は8月6日から8日です。
☆順番取りシステムについて
順番取システムi-Ticketを導入しています。携帯からでも順番を取ることが出来ますので子ども連れの方等は特にご利用ください。http://paa.jp/t/116101/にアクセスして下さい。

アドレスはホームページにおいても記載されています。
☆乳幼児健診、予防接種について毎週水曜日午前中は予約で行っております。

希望者は事前に電話あるいは窓口で申込みをしてください。
☆子宮頸がんワクチンについて
中学1年から高校1年まで接種しています。

☆ヒブ、小児肺炎球菌について
今年度も5歳未満は無料です。

☆日本脳炎ワクチンについて
高校1年生までは接種が可能です。詳細は受付まで。

当院においては在宅医療も行なっております。
在宅酸素療法をはじめとして、在宅での点滴、高カロリー輸液、胃瘻等の経管栄養、尿道バルーンカテーテル管理、モルヒネを使用する疼痛コントロール等も行なっております。なお、訪問看護婦との連携もとっております。お気軽にご相談ください。

夏休みと虐待について

虐待死亡事例は1歳未満の児が毎年40-50%、3歳未満の児で全体の約80%を占めています。それゆえに夏休みと虐待死症例との因果関係は実際には統計上はないようです。なお、多くの研究でも虐待死症例と季節には一定の傾向はないといわれておりまた病院に受診となるような重症例はむしろ冬季に多い傾向にあります。ただし個々のケースを見ると夏季休暇になり周囲の目が届かなくなると虐待等の危険は高くなると考えられます。現在、日本においては何らかの支援を必要とする子どもは約2%、社会的介入を必要とする子どもは約0.2%と推測されています。児童虐待の相談例は20年前の50倍になりましたがこの割合は子どもの人口の約0.3%に過ぎません。虐待の通告が社会全体で一般化している米国では毎年子どもの人口の約5%が通告されています。親にとっては子どもの長期休暇はストレスの増大のリスク因子になると考えられるために心配な子どもについては市町村窓口に相談する事が必要になります。家庭内で起こる子育てと関連した身体的虐待、ネグレクト、心理的虐待は明確な季節変動はありませんが子育て行為とは明らかに一線を画す性虐待は明らかに季節性があります。日照時間との関連が指摘されており夏休みはリスクが高くなります。一般的に誤解されていますが性虐待の加害者は殆どの場合が顔見知りです。被害を受けた子どもは無力感やスティグマ感(汚れてしまったという感覚、その事が周囲に筒抜けになると恐れる感覚)があり打ち明ける事ができません。性的虐待は15%程度が家庭内性被害によるものとされています。支配ー被支配という関係性を性を用いて子どもに押し付ける虐待の形態であり普遍的なものです。ふさぎ込みがち、服装が変わったり、おねしょが再開などちょっと様子が違うと違和感を感じた時には子どもに心配していることを伝えて話を聞いてあげましょう。なお、虐待を受けている子どもに対して個人でやれることはきわめてすくないために懸念を感じた時には必ず通告をして相談をしてチームで対処を行うことが大切です。

山田医院 医師 山田良宏