大阪市阿倍野区内科外科小児外科
外科・内科・小児外科 (医)山田医院
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山田医院だより


 

 


・インフルエンザ予防接種について
・3種洗合ワクチンについて
・水ぼうそう(水疱瘡)のワクチンについて
・おたふくかぜ

料金表

水痘 5,000円
おたふく風邪 3,600円
B型肝炎 3,500円
インフルエンザ    
  大阪市在住65歳以上の方 1,000円
  13歳未満の方 1回 2,000円・2回 3,000円
  13歳以上の方 1回 2,000円・2回 4,000円
     
予約時に頂いた代金は、何らかの理由で接種しない場合においても
返金は出来ませんのでご了承ください。


インフルエンザ予防接種について

例年 12月末から3月ころまで流行(平成16―17年はインフルエンザBの大流行があったために4―5月まで流行していました。)、38℃以上の突然の発熱、激しい全身倦怠感、筋肉痛、関節痛などの全身症状に加えて鼻、喉の症状が出現するインフルエンザの最も確実な予防方法は現在でも予防接種です。
今年もワクチン株が決定 (A/広島/52/2005(H3N2)、A/ニューカレドニア/20/99(H1N1)、B/マレーシア/2506/2004) 、9月末から出荷となります。
当院に於いても例年通り今年も予防接種を行う予定です。なお例年1000人程度の方が接種を受けるために外来が非常に混雑して通院をされる患者さんに迷惑をかけていますので昨年同様、予防接種のみを希望される方については予約制をとります。
なお、予約でなく通常の外来に来院されても問題はありませんが、予防接種のみの方も基本的には順番性となっていますからご了承ください。 なお、基本的な事項はこの冊子に記載されていますので電話等での問い合わせは極力ご遠慮ください。

インフルエンザ予防接種の接種回数ならびに接種時期について

予防接種回数について

65歳以上 :1回接種

13歳以上65歳未満 :近年確実にインフルエンザに罹患、あるいは昨年度予防接種を受けた人は1回接種。 それ以外の方は2回接種が望まれます。

13歳未満 :2回接種

なお 6ヶ月未満 の幼児についてはインフルエンザ゙の罹患しても重症化することが少なく、また予防接種の効果については不確実であるために接種する必要はありません。

卵を食べて確実にアレルギー反応が出現する方、以前にインフルエンザ予防接種で重篤なアレルギー反応があった方の接種は当院に於いては接種しません。

予防接種の時期について

インフルエンザは12月中旬から3月まで流行する可能性がありますので12月中旬までには接種を終えるように勧めています。なお、インフルエンザ予防接種の有効期間は5ヶ月間であるために10月中旬から接種をする事が望ましいと思います。特に2回接種をする人は1回目と2回目の接種間隔を4週間程度とる方が良いと言われていますので10月から11月中旬にかけて1回目の予防接種 を受ける事が望ましいと思われます。
 
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インフルエンザ予防接種の接種部位について
  (附 ペンレステープの使用について)


他の予防接種と同様に上腕下 1/3裏面 (肘の伸ばす方、肘の頭の数cm上)に接種します。
なお、2回接種する方には原則ペンレステープを同封しております。このペンレステープを来院1時間以上前に上腕下1/3裏面(肘の頭の2cmほど上)に張ってください。
このテープをなくした方は実費(30円)にてお分けすることも可能です。
なお、1回のみ接種する方は利き腕と反対側に。2回接種する方は1回目は利き腕に、2回目は利き腕と反対側に接種するようにしてください。
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インフルエンザ予防接種の効果について

インフルエンザワクチンの効果は重症化予防であり、罹らずにすむ効果が求められているわけではありません。厚生科学研究によると、65歳以上の高齢者での検討では、死亡の約80%を阻止し、約45%の発病を抑制したと報告されています。
一方、6歳未満の小児に対する効果では、1歳以上の小児において20〜40%の発熱予防効果があったと報告されています。インフルエンザワクチンの効果は年齢によって異なるりますが、重症化予防、罹患予防には、100%ではないものの十分に認められると考えられます。
インフルエンザワクチンの効果を考える際、「接種したのに罹ってしまった。イコール、効果がない」と判定されることが多いが、インフルエンザに罹った人の中で、もしインフルエンザワクチンを接種していたらどのくらいの人が罹らずにすんだか、あるいは重症化、死亡を抑制できたかを、常に考えなければいけないといわれています。
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インフルエンザ予防接種の副反応について

一般的に副反応は軽微で、 10〜20%で接種局所の発赤、腫脹、疼痛をきたすことがありますが2〜3日で消失します。
全身性の反応としては、5〜10%で発熱、頭痛、悪寒、倦怠感などみられますが、通常は軽微で、やはり2〜3日で消失します。
また、ワクチンに対するアレルギー反応として、まれに湿疹、じんましん、発赤と掻痒感などが数日見られることもあります。
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インフルエンザ予防接種の予約について

予約をせずに診察時間に来院しても予防接種は出来ます。ただし順番を待ってください。
ある程度待ち時間を減らす目的あるいは一般患者さんと混じらないために昨年同様に予防接種優先時間を作りました。

予約優先時間 (予防接種の予約をした方を優先する時間)

月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日 8:00〜8:15 (5人)

水曜日 午前中(ただし、一般診察、予約検査もありますので最優先は出来ません。)

10/15からは土曜日午後 13:30-16:30(今年は2時間増やしました。)

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来院時に持ってきてもらうものについて

予防接種申し込み時の予防接種予約券、同封の予防接種問診表に必要事項を記載して持ってきてください。
なお小児の方については 母子手帳 も持参ください。
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その他

● 37.5度以上の発熱、明らかな感冒時などは接種が出来ませんので予約をしている方はキャンセルをしてください。
●予約時間に遅れた方は予約空き時間まで待っていただくことになりますので予約時間には遅れないようにしてください。
●インフルエンザ予防接種時には体重測定、身長測定等は施行しませんのでご了承ください。
●インフルエンザ予防接種を予約された後に何らなの理由にて接種できなかった場合でも返金はいたしませんのでご了承ください。
●インフルエンザ予約時間に来院された方は基本的には予防接種のみで、他の診察等については診察時間を利用するようにお願いします。

院長に直接連絡がとりたいときには当院ホームページ( www.yamadaiin.net )の問い合わせを利用ください。メールにて返事が出来ると思います。
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3種混合ワクチン(DPT:ジフテリア、百日咳、破傷風)ならびに2種混合ワクチン(DT)について

接種時期について
予防接種法に基づくと1期(DPT接種)は生後3ヶ月以上90ヶ月未満に、2期(DT接種)は11歳以上13歳未満となっています。なお、標準的な接種年齢は1期は生後3ヶ月から12ヶ月までに3回を、その1年ないし1年半後に追加となっており、2期については小学6年生が標準接種年齢となっています。
当院においての指導では大阪では結核が多いためにまず結核重症化を防ぐために生後3ヶ月になると出来る限りすぐにBCGの接種(ツベルクリン反応2日後に判定の上で接種。なお、大阪市内では保健センターで行っています。通常は月に1回程度なので前もって問い合わせをするようにしてください。)を行ってもらい1ヵ月後に3種混合を行うようにしています。なお、一般には夏場にはワクチンの接種を控えるようにしますが、乳児期前半に百日咳(夏場にかけて流行することあり)に罹患すると死亡率も高いことから季節に関係なく接種をするように指導しています。2期については忘れる方も多いようですが、1期における免疫が低下し始めた10年目のブースター効果をもつワクチンですから必ず接種をするようにしてください。

副反応について
最も多いのが接種部位の発赤、腫脹です。1期終了までには約40%のヒトに出現することがわかっています。なお、接種後のしこりについてはアジュバンドとして添加されている水酸化アルミニウムによると考えられています。なお、接種時期によってこの局所的副反応は異なります。
1期1回目では接種後7日目くらいにピークを迎えるのに対して1期2回目、3回目、1期追加では接種後24時間以内に起ることが多いと言われています。
なお、脳炎等の発症の報告もありますがワクチンとの関連性については疑問も多く不明点も多いと思います。なお、このワクチンは痛いワクチンの1つです。
当院ではペンレステープを接種1時間以上前に張っていただき(上腕後面下3分の1に)接種を行っています。なお副反応についても接種方法との関連性が報告されており、皮下深くに刺して痛くないようにすばやくワクチンの注入を行っています。
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水ぼうそう(水痘)のワクチンについて

水ぼうそうとはどのような病気でしょうか?
水ぼうそうは感染力の強い病気で晩秋から春先に流行します。水痘帯状疱疹ウイルスが空気あるいは飛沫あるいは接触により気道等に入った後2週間ほどして発熱と同時に全身に発疹を認めます。発疹は始めは赤色のぶつぶつですが2〜3日のうちに水疱を伴い、またその後はかさぶたとなります。なお、この発疹は体幹から顔面にかけて特に多く口の中や頭の毛のある部位、陰部にまで出来ます。全部で250から500個できると言われ、掻痒感も強いです。通常は1週間程度で治癒します。
また皮疹は白色の斑点として残ることがあります。なお、頻度としては少ないのですが合併症として皮疹部細菌性2次感染症、成人に特に多い肺炎その他脳炎、心筋炎、腎炎、関節炎等を認めることがあります。なお家庭内でうつる家庭内二次感染では高熱が出たり、皮疹が2倍も出るなど重症となることがあるので注意が必要です。

治療はあるのでしょうか?
抗ウイルス薬を発症後72時間以内に投与することで症状の軽減が期待できます。なお、皮疹に塗る薬をつける事があります。ただし、薬の服薬をしても7日程度は学校を休む必要があり熱や発疹も少しはでます。

水痘ワクチンについて
1)効果はどの程度でしょうか?
発症予防効果は85%程度と言われていますが、中等症、あるいは重症化への防御としてはほぼ100%と言われています。
2)ワクチンの副反応はどのようなものがありますか?
注射接種部位の発赤、腫脹が3%程度、発熱を認めることが3%程度ありますが極めて軽微です。
ごくまれにアレルギー反応によるアナフィラキシーを認めますがゼラチンを含まなくなってからは極まれとなりました。
3)接種時期についてはどうでしょうか?
家族内で発症した72時間以内に接種する緊急的な場合を除いては普通は1歳以降の全身状態がいい時に接種するのがいいと思われます。なお、生ワクチンなので妊娠中の接種は出来ません。なお接種後3ヶ月は避妊が必要です。
4)水ぼうそうに罹ったか不明な時にも接種していいのでしょうか?
もし免疫があったとしても副反応が多くなることはなく、逆に免疫能が高くなります。

参考文献:小児内科(vol.32 No.10,2000)
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おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)のワクチンについて

おたふくかぜとはどのような病気でしょうか?
おたふくかぜウイルス(ムンプスウイルス)が口から入り2〜3週間後に突然耳の下が腫れる病気です。通常は片側から始まり1〜2日で両側となり1週間程度続きます。熱が出ることもありますが通常は38度程度で3〜4日で落ち着きます。おたふくかぜは死亡率は高くないものの合併症の頻度が比較的高いのが問題点です。合併症としては約10%で髄膜炎を認め、また頻度は少ないものの15,000人に1人の割合で治らない難聴になります。その他成人においては精巣炎(成人男性の10〜30%)、卵巣炎(成人女性の5%)を認めており、また致死的な合併症としては心筋炎も成人において認められます。

治療はあるのでしょうか?
おたふくかぜウイルスに対する薬はありませんので治療は症状に対する治療となります。
よって予防が大切となります。なお、予防はワクチン以外はありません。

おたふくかぜワクチンについて
1)効果はどの程度でしょうか?
抗体獲得率は90〜95%といわれています。これは麻疹や風疹の抗体獲得率95%と比べるとやや低率です。なお、10年後も抗体の維持は確認されており、またワクチンを接種後におたふくかぜに罹患しても一般に軽症ですみます。

2)ワクチンの副反応はどのようなものがあるのでしょうか?
無菌性髄膜炎が0.05%程度認められております。(自然感染では10%)しかし後遺症はごくまれと言われています。なお、ワクチンによる難聴の報告はありません。ただし2%程度で耳下腺炎を起こすことがあります。
3)接種時期と接種時の注意はありますか?
接種時期は1歳以降、集団生活に入るまでに接種を受けておきたいと思います。なお、当院では1歳以降はまず麻疹の接種を勧めておりその後におたふくかぜワクチンをするのがいいと思います。なお、生ワクチンであるために免疫不全者は原則的に接種は出来ません。なおワクチン製造過程においてニワトリ胚細胞を使用していますのでたまごのアレルギーがある人は注意が必要となります。
一般にはショックを起こした人でなければあまり問題となることはありません。
ただし状態に応じて皮内反応を必要とすることがあります。
なお、妊婦さんへの接種は禁忌でありまた接種後は3ヶ月の避妊が必要です。

4)おたふくかぜに罹ったか不明な時にも接種していいのでしょうか?
もし免疫があったとしても副反応等が多くなることはなく、逆に免疫能が高くなります。

参考文献:小児科(vol.40 No.7,1999)、小児内科(vol.32 No.10,2000)

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