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山田医院だより
       
1:高尿酸血症・痛風について
2:食材のパワー:玉ねぎ
2:子どもとの海外旅行について
3:鼻水の話
3:医療費控除について
4:子どもの救急事故について

 

 水曜日午前中の
検査についてのお知らせ


水曜日午前中は予約診療として胃カメラ、大腸(直腸、S状結腸)カメラや超音波検査などをしております。

なお、血液検査、心電図検査、レントゲン、短時間の超音波検査はいつでも可能です。

経鼻内視鏡検査を
入れました!

昨年から鼻からの内視鏡検査(胃カメラ)ができるようになりました。

高尿酸血症・痛風について

高尿酸血症は男性が健診を受けると20−25%程度に診断される状態です。
高尿酸血症が原因で起こる痛風は字の如く痛みが強い病気です。4−5月になると痛風で受診される患者さんも多くなってきます。この痛風は古くは恐竜のティラノサウルスの関節にも発見されたようです。

痛風の原因となる高尿酸血症の本格的な治療は20世紀に入ってからで、現在のように薬でコントロールができるようになってからはまだ50年しか経っていません。痛風発作は平均42歳頃での発症が多く、罹患期間は約7年です。発作の部位は足の親指の付け根が最も多く90%以上は足の踝から末梢に起こります。親指の付け根は最も体温が低い部位と言われておりそのために尿酸塩が沈着しやすく発作が起こりやすいようです。一度痛風を起こした人は再発もしやすく1年以内に70%の人が再発しています。この痛風は世界的に増加傾向になっているようです。

なお、痛風の方は通常さまざまな生活習慣病を合併しており注意が必要です。

特に脂質異常、肝機能異常が多くなっています。血清中の尿酸の飽和度は生理的には7.0mg/dlとされており、その値を超えると値の高さや期間に応じて痛風などを起こすために一般には血清尿酸値が7.0mg/dl以上は高尿酸血症といわれます。欧米では症状がない高尿酸血症は無症候性高尿酸血症として治療の必要性はないとされています。一般には痛風発作等があれば尿酸値が6.0以下になるように服薬を開始します。
ただし発作もなく特に腎障害あるいは尿路結石等の合併症がない時には9.0未満では服薬等はせずに後で述べる生活療法が中心となります。

痛風の治療としては痛風発作の痛みの治療、高尿酸血症の治療、合併症の治療が3本柱となります。痛風の発作は前兆期、極期、回復期に分けることができます。ピリピリとするような感じの前兆期にはコルヒチン1錠を服用すると発作を抑制する事ができます。極期には通常の2倍量程度の消炎鎮痛剤を短期間使用して回復期には通常量の消炎鎮痛剤を使用します。

重要なのは痛発作時には尿酸を下げる薬を使用しないことです。もし服用すると発作が増悪あるいは遷延化します。尿酸を下げる薬としては尿酸の産生を押さえるザイロリックと尿酸の排泄を促すユリノームがあります。その他尿をアルカリ化にして尿酸排泄を促すウラリットも使用されています。

高尿酸血症の食事療法としてはまず肥満を避けることです。その他、高血圧、アルコール摂取との関連も強くあります。プリン体を多く含むビールはもちろんプリンタいの少ない蒸留酒でも摂取量が増えるとリスクは大きくなります。一般にはビール500ml(日本酒では1合、ウイスキーではダブルで2杯)までです。以前よく言われていたプリン体の摂取は強く制限すべきではなく多く含む食品(レバー、干物など)の摂取は避けるようにしましょう。その他水分摂取は尿量が2000mlになるように多めにとります。

なお、乳製品、ビタミンC、珈琲などは推奨されていますが果物、フルーツジュースなどは制限が必要です。先ほど記載しましたが症状の全くない高尿酸血症の取り扱い等を含めて治療についてはいろいろと議論がありますが、一度痛風発作が起こるとどうしても1週間程度は生活に制限が加わります。

食生活には気をつけて痛風発作が起こらないように気をつけましょう。

山田医院 医師 山田 良宏

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