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山田医院だより
       
1:新型インフルエンザについて
2:食材のパワー:大根
2:そばアレルギー
3:寒い冬を元気に乗り切ろう!
3:大切な人のお話を傾聴すること
4:水痘ワクチンについて

 

 水曜日午前中の
検査についてのお知らせ


水曜日午前中は予約診療として胃カメラ、大腸(直腸、S状結腸)カメラや超音波検査などをしております。

なお、血液検査、心電図検査、レントゲン、短時間の超音波検査はいつでも可能です。

経鼻内視鏡検査を
入れました!

昨年から鼻からの内視鏡検査(胃カメラ)ができるようになりました。

新型インフルエンザについて

8月から流行していた新型インフルエンザも減少傾向となってきました。ワクチンパニックも落ち着き逆にワクチン過剰問題が出てきています。
今回はこれまで分かった事と今後も含めて気をつけることなどをまとめてみました。日本においては新型インフルエンザによる重症例あるいは死亡例が他の多発国と比べると際立って少ない事がわかっています。全国どこでも医療機関へのアクセスが容易であるために高熱が出るとすぐに医療機関を受診、迅速検査を施行して陽性であればすぐに抗インフルエンザ薬を服薬するという治療方針がほぼどこの医療機関でも確立しています。世界でのタミフルの使用量の5−7割を占めている日本の医療体制により重症例が少ないといわれています
。一般に季節性インフルエンザは高齢者において死亡例を含めた重症例が多くなりますが新型インフルエンザでは逆に若者を中心に重症例を認めています。20世紀に経験したパンデミックで有名なものはスペインかぜ(1918年)、アジアかぜ(1957年)、香港かぜ(1968年)がありますが、いずれも死亡者の多くは若年、青年、壮年層でした。今回の新型インフルエンザにおいても60歳以上(日本においての報告では90歳以上)の高齢者では免疫抗体を有していると報告されています。これは過去に多くの変異したウイルスが流行しているために高齢者ほど免疫が構築されているためといわれています。なお、20世紀に経験された新型インフルエンザはすべて2年あるいは3年にわたり大流行を繰り返しています。
今回の新型インフルエンザにおいても平成21年5月からの前駆波に続く秋以降の第1波、さらには平成22年秋から冬にかけての第2波というように3年にわたる流行が予想されています。新型インフルエンザにおいては基礎疾患を持つものだけではなく健康成人であっても重症化する可能性があり実際に重症患者さんの40%は健康な人 といわれています。諸外国の報告においての重症例では多くは感染後早期に抗インフルエンザ薬(タミフルなど)を受けておらずこれが被害を多くしたといわれていますが逆に治療を早く開始した場合には重症化を防ぐ可能性が示唆されています。
新型インフルエンザの感染力は季節性インフルエンザとほぼ同等あるいは季節性よりやや高いと考えられていますがインフルエンザは基本的には飛沫感染なので感染者はマスクを行うことで感染の機会はかなり少なくなります。
なお、新型インフルエンザの症状は季節性インフルエンザとほぼ同じです。
10%程度は不顕性感染と推測されています。重症化の中心は肺炎ですが多くは発症後2日程度特に12時間以内になっています。
基礎疾患としてリスクが高いものは妊娠特に第3期、2歳以下の小児、喘息を含む慢性肺疾患を有する者で海外では病的肥満もリスクになっています。危険な兆候としてはいったん症状が改善した後に再度悪化する場合、激しく持続する嘔吐、呼吸困難や息切れ、意識低下などがありこれらの兆候があれば要注意です。なお脳症の危険も ありこれは意識の低下、痙攣の持続、痙攣後の意識障害、意味不明の言動などが要注意です。ワクチンは現在優先順位順に接種をしていますが効果については限定されています。突然の高熱、全身状態の悪化等があれば医療機関を受診 する事が大切だと思います。

山田医院 医師 山田 良宏

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