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山田医院だより
       

1:抗血栓療法について
2:日焼けによるシミ・ソバカス
2:おおむかしのお産
3:傷病手当金について
3:良いホクロ、悪いホクロ
4:ぜんそくについて
 

 水曜日午前中の
検査についてのお知らせ


水曜日午前中は予約診療として胃カメラ、大腸(直腸、S状結腸)カメラや超音波検査などをしております。

なお、血液検査、心電図検査、レントゲン、短時間の超音波検査はいつでも可能です。

経鼻内視鏡検査を
入れました!

昨年から鼻からの内視鏡検査(胃カメラ)ができるようになりました。

抗血栓療法について

アテローム血栓症という言葉が最近はよく使われるようになりました。今までは心筋梗塞、脳梗塞、下肢の動脈閉塞などは診療科目も異なり違う病気であると考えられていましたが、根本的にはそれぞれの臓器の動脈の閉塞を起こす病気であり、全身の血管病としての考え方が一般的になりました。これらの病気は同一の人で重なる事も多くまた治療方法もある程度重なる事が多くなっています。アテローム血栓症の結果として起こる脳梗塞、心筋梗塞、下肢動脈閉塞についてはその基盤にはまず第1に全身の血管の動脈硬化があり、次いで第2には血栓ができやすく血管が詰まりやすい状況にあるという基礎的な病態にあります。この血管のつまりがたまたま脳に起こると脳梗塞、心臓に起こると心筋梗塞となります。第1の動脈硬化についてはメタボリック症候群の治療にも当てはまりますが血圧、糖尿病、コレステロールあるいは中性脂肪、タバコ、加齢などが関与しておりこれらの治療が大切になります。第2の血栓が出来やすい状況についての治療が抗血栓薬となります。バファリン/バイアスピリン/ワーファリンなどを服用されている方も多いと思いますがこれらの薬が抗血栓薬です。血栓が出来る場合のポイントは血小板と凝固因子です。血管の中を流れている血液の中にある血小板が破綻した血管にまずくっつきます。同時に破綻した部位からのサイトカインに反応をして凝固因子が活性化し血栓を作ります。大きく分けてこの2つの機序により血栓ができ止血されます。脳梗塞後、あるいは心筋梗塞後に投与されている薬剤のバファリンやバイアスピリンなどは抗血小板薬といい血小板の働きを抑制して血栓をできることを抑えます。不整脈に伴う脳梗塞予防、下肢の静脈血栓症に対して使用されるワーファリンは抗凝固薬となります。抗血小板薬はバファリン以外にもパナルジン、プレタール、プラビックスなどがよく使われています。これらの使用薬剤についてはそれぞれ特徴があり病態等により多少異なります。これらの薬剤を服用していて問題となるのが抜歯あるいは内視鏡検査等の時です。抜歯あるいは白内障の手術に際してはこれらの薬剤を中止する必要はないといわれていますが歯科医師によっては服薬を中止するように指導される場合もありますので抜歯時には主治医と相談をする事が大切です。なお内視鏡検査等については生検などの出血を伴う場合には薬剤の中止が必要になりますのでその際にも主治医と相談をするようにしましょう。なお抗血栓薬の最大の副作用は出血になりますがこれらの薬剤を服用中に出血特に脳出血などを起こすと重症になるといわれています。血圧のコントロールあるいは服薬量の管理は大切です。なお、食事との関連ですが特に有名なのがワーファリンです。ワーファリンはビタミンKにより作用が減弱するために多量のビタミンKを服用する事は避ける必要があります。納豆、クロレラは有名ですが青汁、モロヘイヤ顆粒、キダチ、アロエも取らない方がいいといわれています。なお緑黄色野菜についてもビタミンKを含むものがありますがサラダバーなどで大量に食べ過ぎる事がない程度なら摂取は問題がないといわれています。ただし、ワカメなどの海藻類にもビタミンKは多く含まれているので注意が必要です。服用している薬について不明あるいは不安点があれば主治医に相談をしましょう。

山田医院 医師 山田 良宏

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