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山田医院だより
       

1:動物からうつる病気について
2:女性に多い胆石
2:背筋を伸ばして
3:冷え性について
3:睡眠時無呼吸症候群について
3:新規職員の紹介
4:赤ちゃんにハチミツはダメ
 

 水曜日午前中の
検査についてのお知らせ


水曜日午前中は予約診療として胃カメラ、大腸(直腸、S状結腸)カメラや超音波検査などをしております。

なお、血液検査、心電図検査、レントゲン、短時間の超音波検査はいつでも可能です。

経鼻内視鏡検査を
入れました!

8月から鼻からの内視鏡検査(胃カメラ)ができるようになりました。

動物からうつる病気について

動物にかまれて受診する人は当院においても時々あります。 犬あるいは猫にかまれて受診する人は比較的多数います。マウス、ラット、ウサギにかまれた人も数人ありました。馬にかまれた人もいました。ご主人に乳房をかまれて来た方もいます。頻度の多い犬と猫について考えてみます。犬にかまれる部位としては年齢が低くなるほど頭、首をかまれる割合が高く、年齢が上がるとともに四肢をかまれる割合が上がってきます。日本においては飼い犬が飼い主以外の成人を噛むケースが多いとの報告があります。季節的には春から夏にかけてが多くなっています。犬にかまれる事で感染する病気はパスツレラ症が有名です。これは犬噛傷の感染症のうち半数以上において認められるものです。半数以上の犬が口腔内常在菌としてパスツレラ・マルトシダなどのパスツレラ菌を持っているために感染も多くなっています。この感染症の特徴は症状発現が早い事です。傷局所が赤く脹れて、痛みは発熱を伴います。また、近くのリンパ節も腫脹します。なお、かまれた部位の皮下に膿を持つ炎症を起こします。この菌は猫も保有しているために猫が感染源になることもあります。その他、有名な感染症としてはカプノサイトファーガ症があります。この菌も多くの犬が保菌しています。この菌はパスツレラ症とは異なり局所症状よりも全身症状を起こし敗血症などを引き起こすと死亡率は30%にもなります。ただし症例は大変少なく気が付かないことも多いようです。狂犬病は世界中では毎年5万人以上の人が亡くなっている病気ですが日本においては1957年以降は日本国内においての感染はありません。(2006年11月に2例の報告が立て続けにされましたが、2例とも海外で感染しています。)ただし、近隣諸国においては狂犬病が発生しているために不法上陸犬にかまれた人は感染する危険もあります。その他一般的な細菌であるブドウ球菌あるいは連鎖球菌などの菌も感染源になります。その他有名な菌としては破傷風があります。元来、破傷風菌は土壌にいる菌ですが土で鼻や口、からだを汚している事で犬に破傷風菌が付着する事があり、噛まれた場合には傷口から感染する可能性もあります。なお、噛まれる部位が腱、靭帯、関節にまで届くほどの深い傷である場合、傷を受けた部位が汚れていた、きちんと処置をしないままで放置したなどの場合にはこれらの感染症の発生の可能性も高くなります。噛まれた場合などには傷口をできるだけ広げて大量の流水で洗浄、異物があるときには除去する事などが大切です。なお、必ず医療機関を受診して消毒処置あるいは抗生物質の投与を受けることもお勧めです。猫からうつる感染症としては猫引っかき病があります。猫引っかき病はバルトネラ菌が病原体です。この菌は猫に噛まれたり引っかかれたりして感染する病気で世界的に発生しているようです。このバルトネラ菌はネコノミに感染して、感染したネコノミが排泄した糞と共に排出されたバルトネラ菌が猫の爪や歯に付着します。この付着した菌を受傷した傷から受けるのが病気の発症形式です。日本にいおいては15歳以下の男児に多いと言われています。(猫の扱いが悪く引っかかれたり噛まれたりする事が多いため)時期的には7から12月にかけて多発します。通常は受傷してから発症までは3−10日程度です。菌の進入部位に虫刺され様の病変が出来き、この1−2週間後にリンパ節腫脹が起こります。発熱、悪寒、倦怠感などが持続する事もあります。この猫引っ掻き病ですが、犬が感染源になることもあります。日本においては猫のバルトネラ菌の感染率は10%足らずですが3歳以下の若齢猫、ノミが寄生している猫、室内飼育の猫、都市部の猫では感染率も高いことから注意が必要です。その他動物から感染する疾患としては鳥との接触から感染するオウム病、感染した鳥排泄物から感染するクリプトコッカス症などが有名です。動物と生活をする事が多くなり、特に一部の人は室内での保育も多くなっています。一般的にはアレルギーの問題が大きく取り上げられますが、このような感染症も実は恐い疾患です。必要な予防注射は必ず受けるようにして動物の整容等についてもきっちりと行う事が大切です。

山田医院 医師 山田 良宏

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