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高脂血症を防ぐ
血液中には、コレステロールやリン脂質、中性脂肪、遊離脂肪酸などの脂質が溶けて存在しています。このうち、コレステロールとリン脂質は細胞膜やホルモンなどの材料として、中性脂肪や遊離脂肪酸は活動エネルギー源として欠かせないものです。しかし、現代の私たちの食生活では、これらが血液中に増えすぎ、さまざまな悪影響を及ぼすことに注目されています。
コレステロールには、「悪玉」と呼ばれるLDLコレステロールと「善玉」と呼ばれるHDLコレステロールがあります。LDLは酸化しやすい性質があり、血管内にこびりついて動脈硬化の原因となります。一方、HDLは余分なコレステロールを回収し、リサイクルにまわす作用があります。HDL値と中性脂肪値の間には相関関係があり、中性脂肪が増えるとHDLが減ってしまいます。
高脂血症には自覚症状がありません。だからこそ、血液検査などの結果で危険信号になったら、早めに対策をとりましょう。
高脂血症の主な原因は、食べ過ぎ、不規則な食事、運動不足などの生活習慣にあります。食べ過ぎの食生活が続くと、コレステロール合成が促進され、中性脂肪も増加し、その一方で、大切な善玉コレステロールが減ってしまうという悪循環に陥ります。甘いものの食べ過ぎやお酒の飲み過ぎも中性脂肪の合成を促す原因になります。
管理栄養士 越後 和恵
ちょっとだけ性感染症 以前デビュー時に自己紹介しましたように、産科病棟で20年ほど勤務していました。 それで先月号の先生のトピックスに続き産科における性感染症のうちクラミジア感染症について、少しお話しようと思います。クラミジアは現在日本でもっとも急速に拡大、蔓延している性感染症です。クラミジア子宮頚管炎は他の細菌による頚管炎よりも自覚症状が乏しいので、保菌者であることの自覚を持たずに経過し、子宮内膜炎や骨盤腹膜炎になって、初めて、発熱や下腹部痛などの症状がでてきます。非妊婦では炎症が卵管周囲にまで及ぶと、不妊や子宮外妊娠の一因となることもあります。妊婦では無治療例は治療例に比べて、流早産率が高いという報告もあるそうです。性感染症のやっかいなところは、パートナーのみならず、妊婦の場合新生児にも感染する危険があるということです。新生児への感染は主に産道感染で、眼瞼結膜炎、肺炎の発生が報告されています。 結膜炎は生後5日目前後に発症し、肺炎は生後4〜11週で発症します。妊婦スクリーニング検査を、流早産防止のために妊娠12週頃まで、新生児感染予防のために妊娠32週頃までの2回施行することが望ましいとされています。性感染症は本人だけでなく、パートナー、次世代にまで影響を及ぼす感染症です。次世代の子供達が健やかに生まれ育つことはとてもうれしいことです。性感染症が世界的に増加しているという社会問題の解決に微力ですがお役にたてればと思っています。予防こそ最大の治療なのです。
山田医院 看護師(助産師) 清水ユタカ |
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