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山田医院だより
       

1:食と疾患について
2:水分摂取をしっかり行う
2:クラクラ暑い夏です・・・。
3:院内処方と院外処方
3:骨密度測ってみませんか?
4:自動車乗車中の
    事故について
 

 水曜日午前中の
検査についてのお知らせ


水曜日午前中は予約診療として胃カメラ、大腸(直腸、S状結腸)カメラや超音波検査などをしております。

なお、血液検査、心電図検査、レントゲン、短時間の超音波検査はいつでも可能です。

食と疾患について

 バランスがとれた食事とは、十分な水分摂取を軸としてごはん、パン、麺を中心とした主食に野菜、きのこ、いも、海藻料理を中心とした副菜、肉、魚、玉子、大豆を中心とした主菜をしっかりと摂りさらに乳製品、牛乳、果物も毎日摂る食事内容です。かつての日本食は世界に誇るバランスがとれた食事でしたが、最近では日本食も少なくなり、若年女性の痩せ、成人男性あるいは中年女性の肥満、子どもの肥満等が大きな問題となっています。肥満者の傾向としては、目の前に食べ物があるとそれを食べ尽くしてしまうというような摂食調節の不良、また朝は欠食して夕方にかため食いを行う、間食を多く食べる、甘味などの味覚に強い固着がある、イライラ食い、衝動食いなどの代理摂食が目立つといわれています。逆に、この点を注意すれば肥満に対して予防になると思われます。なお、今までは成人病と言われていた生活習慣病は、生活習慣に気をつけていたら発症は予防できるという印象がありますが、胎児がお母さんのおなかの中で低栄養状態に暴露されていた場合には、小児肥満、高コレステロール血症、高血圧症を発症しやすくなり、生活習慣病に発展すると言われています。この点から、最近では、成人病胎児期発症説と言うものがあります。生活習慣病は、胎芽期、胎児期、新生児期の低栄養、あるいは過栄養の暴露によって素因がインプットされると言うもので、妊娠前の母親の低栄養状態、妊娠中の母親の低栄養状態、体重増加抑制などが原因と言われております。若年女性の極端なダイエットを阻止して、また妊婦の至適な体重増加を管理する事が、赤ちゃんの将来のためには必要かもしれません。食生活とがんとの関連をみてみると、肺がんについてはまず禁煙を行うことが大切で、食事については、野菜ならびに果物に予防的な要因がある可能性があります。乳がんについては、運動、適切な体重管理ならびにアルコールを控えることが重要で、食事内容についての明らかな関連性は認められません。胃がんについては野菜、果物を多く摂り、塩分を控える事が大切です。大腸癌については、以前によく言われていた低脂肪、高繊維が大切である事よりも、肥満にならないようにして習慣的な運動が大切だという事が分かりました。野菜については以前ほど重要ではなくなりましたが、予防にはやはり大切な要因となっています。次に、食塩について考えてみましょう。1935年には秋田県で34g、大阪では25gほど毎日摂っていました。その後、高血圧と食塩摂取との関連性がはっきりして、公衆栄養活動が活発に行われるようになり2002年では食塩摂取量は11.4gとなりました。東高西低等の格差は少なくなってきました。高血圧の人の中には、塩分摂取により血圧が上昇する人(食塩感受性あり)と血圧が上昇しない人がいます。食塩感受性がある人は高血圧の人の約40%程度と言われています。高齢者や高血圧の家族歴がある人に多いといわれていますが、食塩感受性については証明が難しく、高血圧の人には全員に食塩制限が必要であるといわれています。当面の目標は、食事摂取基準に準拠して男性では10g、女性では8g未満が望ましいと思われますが、将来的には国際的な減塩到達目標値とされている5から6gが望ましいと思われます。減塩としては、全摂取量の半分以上を占める調味料の削減が効果的です。酸味、だしを効かせる、わさび、からし、しそ、胡麻などを利用して香りを活用する、味付けをまんべんなく減塩するのではなく、メリハリをつけて減塩を行う事も大切であるといわれています。なお、脂肪は非常に効率のいいエネルギー源であり、また脂肪性ビタミンの吸収を助けて必須脂肪酸の供給面からも大切な栄養素です。ただし、摂取量の増加に伴い肥満となるために摂取比率は30%未満にすべきです。なお、脂肪は大きく動物性脂肪(飽和脂肪酸)と植物性脂肪(不飽和脂肪酸)に分けることが出来ます。動物性脂肪は、取りすぎると悪玉コレステロールが上昇して心筋梗塞の原因となるために悪いイメージがありますが、不足にて脳出血が増加すると言われているために肉も適度にとることが大切です。肉、魚、大豆などのたんぱく質を偏ることない様に取る事は、脂肪についてもほぼ適切に摂る事になります。食事については偏らずに、バランスがとれた食事を行う事が大切です。 


山田医院 医師 山田 良宏

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