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食べ物は、どのように栄養になるのか
食べた食品は、そのままの形では体のために働くことができません。食べ物を体に取り入れられるように消化器官で分解することを消化といいます。消化器官から体液中に取り込まれることを吸収といいます。食べ物に含まれる栄養素は、3つの消化プロセスを通過して、分解され体内に吸収されていきます。
まず第1は、口で行われます。歯で食べ物を噛み砕いて細かくし、唾液と混ぜ合わせ、胃に送り込みます。これを咀嚼・嚥下といいます。唾液には糖質を分解する酵素アミラーゼが含まれていて、食べ物と一緒に飲み込まれ、胃に入った後も胃液が働くまで作用し続けます。唾液の分泌を促すためには、よく噛むことが大切です。また、高齢者になると唾液の分泌量が成人の半分になるといわれているので、食べ物を噛んで、まとめて(食塊をつくる)嚥下することができにくくなり、むせるようになります。
第2に、胃では食道から送られてきた食べ物を一時ためて、胃の運動によって食べ物と胃液と混ぜ合わせて、かゆ状にします。胃液には酵素ペプシンが含まれていて、塩酸とともに働いてタンパク質を分解します。塩酸はミネラルを吸収しやすい形にする働きもあります。胃の内容物が十二指腸へ送られると、膵臓から膵液、胆のうから胆汁が分泌されます。と同時に、胃液の分泌量は抑えられます。膵液は糖質、タンパク質、脂質の消化酵素を含みます。胆汁は、脂質の分解を促進します。
第3に、十二指腸で消化酵素と混ぜ合わされた内容物が小腸に送り込まれてきて、さらに分解され吸収が始まります。
咀嚼・嚥下が十分にできないときの食事
歯の治療中や、高齢により十分に噛むことができないときは、調理の段階である程度補うことができます。
噛みにくい食材は、切る・煮る
噛み切りにくい食材:大きな肉、イカ・タコ・貝類、葉野菜、海藻など。
肉類は切り込みを入れたり、引き肉を使うと良いでしょう。ほうれん草や小松菜などの葉野菜は、やや小さめに切り、煮物にするほうが良いでしょう。またレタスやキャベツなどをサラダにする場合は、一度湯に通したり茹でると食べやすくなります。
唾液のかわりになる、とろみ汁をつける
あんをかけたり、焼き魚より煮魚にすると、しっとりし飲み込みやすくなります。煮汁は片栗粉小麦粉等でとろみをつけたほうが飲み込みやすくなります。カレーやシチューなどはとろみがあるので食べやすいメニューです。
管理栄養士 越後 和恵
あなたの爪は大丈夫?−爪水虫について−
毎日暑い日が続いておりますが、体のみならず靴の中の足も汗をかき水虫を悪化させておられる方も多いのではないでしょうか?そこで今回は爪水虫について書いてみました。
1. 爪水虫はどんな病気?
爪水虫とは、水虫と同じように白癬菌と呼ばれる菌が爪の中に侵入してきて起こる爪の病気です。発症部位の多くは足の親指の爪が多く、その症状は様々ですが、白く濁ったり、変形したり、ぼろぼろかけたりするのが特徴です。
自覚症状はほとんどありませんが、症状が進んで爪がもろくなってくると、靴を履くときなど痛みを感じる場合があります。爪水虫がやっかいな理由は、爪が白癬菌の貯蔵庫となり菌をまき散らすことで、足水虫を繰り返す原因となることです。つまり足水虫を完治させたとしても、同時に爪水虫を完治させない限りいつまでたっても水虫が発生し続ける事になります。また菌は他人にも感染します。例えば家族で使うバスマットやスリッパ、ゴルフ場、フィットネスジム等のお風呂場のマットなども感染源の一つとなります。
2.爪水虫の治療
爪水虫にかかってしまった場合飲み薬が有効です。これは、爪水虫の症状は塗り薬を使った場合でも、爪の中に薬の成分が届きにくいため、治りにくくなってしまうことがあるからです。そこで効果的に薬を患部に到達させる点で優れているのが飲み薬なのです。また、飲み薬の場合体の内側から治すので、足水虫にかかっていた場合にはこれも治すことができますので、一石二鳥の効果が期待できます。また、塗り薬のように塗り残しの問題が生ずるといったことがないのも飲み薬のメリットです。しかし、飲み薬は薬局では市販されておらず、皮膚科専門医の診断によって処方されるため、
まずは専門医の受診を受けることが大切です。飲み方には約6ヶ月毎日飲む方法と「パルス療法」があります。パルス療法とは1週間薬を飲み、3週間服用を休むサイクルを3回繰り返す方法です。パルス療法の場合、薬を飲み終わった後は経過観察期間になりますので、医師の指示に従って爪の状態のチェックに来院する必要があります。爪水虫は爪が生え変わるまで治りません。個人差はありますが、爪が生え変わるには手の爪で6ヶ月、足の親指の爪では1年以上の期間が必要です。「かゆみがなくなった」「見た目では治っているから」と自己判断せずに医師の指示を守り服薬、通院することが大切になります。
予防としては、みなさんもご存じのように白癬菌保持者と履き物などを共用しない。常に足を清潔にし乾燥させる。靴下やストッキングは通気性のよいものを選ぶといったことを心がけましょう。また、長時間靴を履き続けなければならない場合は、時々ぬいで風を通しましょう。自分のためはもちろんの事、大切な家族にうつさないためにも、松平健さんのコマーシャルではないですが、まずは「お医者さんへ行ってみよう〜♪♪♪」ですね!
山田医院 看護師 中島早苗
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