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小さな強敵にご注意を!!
化学肥料がなくて人糞尿が肥料として使用されていた戦後しばらくは日本人の70%が寄生虫症にかかっていました。現在では0.2%と激減しています。なおこの病気と最近多くなってきたアレルギーの病気(アトピー性皮膚炎、花粉症)の増加の関連性も一部示唆されています。ところで最近の有機栽培野菜の増加、ペットの増加、ゲテモノ食いなどグルメの変化に伴いこの寄生虫症が増加してきました。ダイエットのためにお腹にいてもいいかもしれない虫とよくない虫がいます。今回はこの虫の説明をします。
ペットと寄生虫
猫と犬:猫や犬の20%にイヌネコカイチュウがいると言われています。この寄生虫に感染した犬や猫の糞に含まれている卵が口に入って幼虫が肝臓や眼に移行すると肝障害や失明することがあります。犬や猫が砂場で糞をするのをよく見かけますが子供を遊ばせるときは注意が必要です。
猫と妊婦:トキソプラズマという寄生虫は約40%の猫が感染,この糞が妊婦の口に入ると胎児に感染,水頭症や眼の病気になることがある。
魚と寄生虫
有名なものにアニサキスがあります。森繁久弥さんが以前、腸アニサキスによる腸閉塞症となり手術を受けたこともあります。このアニサキスと言う寄生虫はスルメイカ、サバ、ニシン、アジなどに寄生しています。生で食べたときに我々の胃腸の中に入り込もうとします。この際に激痛を催すものです。
放って置いても1週間ほどするとこのアニサキスも死んでしまって直りますが痛みが強いときは胃カメラで取ります。胃カメラで見るとウヨウヨと動いているのが分かります。予防としては上記の魚等を生で食べるときはしっかりと噛んで食べる(幼虫を噛み切ると死んでしまうから)か60度以上に加温することです。
ダイエットにはいいかもしれないいわゆるサナダ虫こと日本海裂島条虫(広節裂頭条虫)はサーモンにいる幼虫を食べることで感染します。過去には徳川家康もこのために苦しみました。長さが数mから10mにもなるもので時々お尻から顔を出すことがあります。引っ張るときは要注意。ゆっくりときし麺様のひもを引っ張ります。途中で切れると生き残りまた毎日10cmくらい伸びていきます。
その他キタキツネとエキノコッカス、ドジョウと顎口虫、ナメクジと広東住血吸虫、サワガニと肺吸虫などいろいろあります。
要はペットの糞はしっかりと管理、生の魚はしっかりと噛んで食べ、食べなれない珍しいものは食べないかそれとも食べるときはしっかりと加熱して食べることが大切です。
山田医院 医師 山田 良宏 |
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糞を放置することなく持ち帰り処分することが大切 |
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