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テキスト ボックス: 第5巻 第12号
テキスト ボックス:         野菜は、生活習慣病を防ぐ成分の宝庫!!

国民健康づくり運動「健康日本21」では、ガン、心臓病、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症などになりにくい
食生活の実現を目指しています。そのキーポイントとなるのが、野菜のとり方です。
予防医学の研究が進むにつれて、これらの生活習慣病の発症に活性酸素が深く関わっていることが明らかになりましたが、野菜は抗酸化ビタミンをはじめ、活性酸素を消去する物質の宝庫。野菜と名のつくもので、生活習慣病の予防に役立たないものはないくらいでしょう。
「健康日本21」の策定に先立ち、成人3万200人の食生活を分析した結果、野菜(緑黄色野菜+その他の野菜)は抗酸化ビタミン、食物繊維、カリウム、カルシウムなどの供給源として、最も重要な位置を占めていることが分かりました。これらの成分を十分に補うための野菜の量を逆算した結果、野菜を1日350g以上、そのうち緑黄色野菜は120g以上摂取しましょう、という目標値が示されました。
野菜の摂取量
現状1日292g⇒目標値1日350g以上
ビタミンC
体内に発生した活性酸素を消去する抗酸化ビタミンの一種。すべてのガン予防に必要です。動脈硬化を防ぎ、循環器病の予防にも効果的です。
含有量の多い食材:人参、トマト、ほうれん草、南瓜などの緑黄色野菜
食物繊維
腸内の有用菌を増やし、発ガン性物質を生成する腐敗菌を減らします。また、腸を刺激してスムーズな排便を促し、発ガン物質をすみやかに排泄します。
含有量の多い食材:ごぼう、人参、大根、蓮根などの根菜
カリウム
ナトリウムを体外へ排出し、血圧の上昇を防ぎ、循環器病の予防に必要です。
上手に摂取するには:加熱すると、水分とともに失われるのでスープや汁物に。流れ出した汁も一緒に飲みましょう。
カルシウム
日本人に不足しやすい栄養素。骨粗鬆症の予防や歯の健康に必要です。
上手に摂取するには:カルシウムはかぶの葉・大根の葉・小松菜・春菊・チンゲンサイなどの“葉”野菜に多く含まれますが、効率よく吸収するために牛乳・チーズなどの乳製品と一緒にとりましょう。
                                 管理栄養士  越後 和恵

わかめ&ひじき
わかめ … 動脈硬化 高脂血症 高血圧 糖尿病 便秘

体内の代謝を活発にするヨウ素が豊富で、精神を安定させ、心身を元気にする働きがあります。さらにわかめに含まれるカルシウムは骨を丈夫に、カリウムは血圧降下作用があり、血液をきれいにするミネラルも豊富です。特有のぬめりは食物繊維で、高血圧を防いでくれます。さらに腸内にある余分なコレステロールを体外に出し、高脂血症や動脈硬化を防ぎます。また、急激な血糖値上昇も防いでくれます。

ひじき … 骨粗鬆症 甲状腺腫 高血圧 貧血 便秘
ミネラルを多く含み、食物繊維も豊富で,血液をきれいにし、高血圧や動脈硬化の予防に有効です。カルシウムは昆布の2倍も含んでいます。このため、骨を丈夫にし、中枢神経をしずめイライラをやわらげます。鉄も多く含み、貧血に有効です。ひじきは、牛乳の500倍以上も鉄を含んでいますが、ひじきの鉄は吸収がよくありません。野菜といっしょに食べるとビタミンCが鉄の吸収を助けてくれます。
                               山田医院 医療事務 片山真里子
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