テキスト ボックス: 医療法人 山田医院
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テキスト ボックス: 高尿酸血症と痛風について
テキスト ボックス: 高尿酸血症ならびに痛風といえば今までは痛風に伴う関節炎の治療を考えていく傾向がありました。最近では高尿酸血症という代謝異常が基礎にありそれが諸臓器に影響を及ぼし障害を起こす事から代謝異常に対する全身管理という観点から治療を考える事が必要になってきました。日本においては第2次世界大戦後に痛風患者さんは急激に増えており現在も増加傾向になっています。痛風の元にある高尿酸血症も増えており最近の報告では成人男性の約20%、つまり5人に1人は高尿酸血症であると推定されております。痛風・高尿酸血症は高脂血症、糖尿病、肥満、高血圧などの異常と合併する事が多くなっています。また高尿酸血症は心・脳血管疾患と関連性があると言われています。高尿酸血症の定義ですが、血液検査において尿酸値が7.0mg/dlを超えるものが高尿酸血症とされています。一般に女性は男性に比べると1mg/dlほど低いといわれていますが性差ならびに年齢に関係なく血中の尿酸値が7mg/dl以上になると尿酸が血液に溶けきれなくなるために尿酸値が7.0mg/dlを超えるものが高尿酸血症とされています。なお、採血時期ですが食事の影響を受けないために食後の採血でも問題はないとされていますが、痛風発作を起こしているときの採血では20%程度の割合で尿酸値は正常であるといわれています。その為に発作時の採血結果だけでは判定が困難となっています。なお尿酸が溶けきれなくなり関節腔に析出したものが痛風、皮下に固まりを作るのが痛風結節、腎臓に蓄積すると腎障害を、また腎結石を作るといわれています。高尿酸血症の薬物治療ですが痛風発作を繰り返す場合には血清尿酸値が7mg/dlを越えると治療が必要ですが、痛風発作等がない場合には高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満などの代謝異常がある場合あるいは腎障害あるいは尿管結石等がある場合には8mg/dlを超えると治療開始となりますが、これらの合併症がないときには9mg/dlを超えると治療開始となります。薬物には大きく分けて尿酸の産生を少なくする薬と尿酸の排泄を多くする薬の2種類になっています。病状あるいは体型等にて使い分けが必要となっています。なお、薬物療法で急激な尿酸値の低下を行うと痛風発作が起こるために徐々に低下をさせるのが大切で目標値は6mg/dl以下になるようにコントロールします。薬物療法以前に食事療法は大切です。尿をアルカリにするために海草類、野菜、果物などの食物を多く取り、尿を酸性にする魚介類、肉類はたくさん食べないようにします。また尿量を2000ml以上に保つように水分摂取に心がけ、アルコールの減量で標準体重の維持が大切です。なお、運動についてもバーベルを挙げるなどの急激な運動ではなくジョギングなどの有酸素運動が有効であるといわれています。痛風発作だけの問題ではなく全身の代謝異常の1つして捕らえる必要がでてきた高尿酸血症なので安易な考え方は要注意かもしれません。
山田医院 医師 山田 良宏
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水曜日午前中は予約診療として胃カメラ、大腸(直腸、S状結腸)カメラや超音波検査などをしております。
なお、血液検査、心電図検査、レントゲン、短時間の超音波検査はいつでも可能です。

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テキスト ボックス: 2004年7月20日発行
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