テキスト ボックス: Page #
テキスト ボックス: 第5巻 第4号
テキスト ボックス: 噛む力をつけよう!

ものを噛むことには、どんな意味があるのでしょう。ある実験で、硬いエサを与えたネズミと、柔らかいエサを与えたネズミとでは、硬いエサを与えたネズミのほうが、学習効果がぐんと上がったそうです。また、野球などのスポーツ選手が、ガムを噛んでいるのを見たことがあるでしょう。実はあれには意味があって、噛むことには精神的なイライラを解消させる働きがあるのです。噛むことによって、あごやその周辺の筋肉が刺激され、その刺激がさらに大脳皮質や中枢神経へ伝わって脳の働きが活発になります。その上、よく噛むと唾液消化液の分泌が盛んになり、さらに食べ物の消化吸収が良くなります。したがって、歯が良くてなんでもしっかり食べられる子供は、総じて賢く丈夫なようです。
ところが、現代の食生活では、柔らかい食品が多いので十分に噛まなくても食べられ、それどころか、なんでも丸呑みしてしまう子供さえいます。そこで取り出されているのが、「不正交合と顎関節症」です。不正交合とは、噛み合わせの悪いことで、その一因としてものをよく噛まなくなったことが指摘されています。顎関節症はあごの関節が痛んだり、雑音が起きる病気なのですが、噛み合わせが悪いために関節に余計な力が加わって起きることもあります。
ところで、噛むことは学習によって身につくものだということをご存知でしょうか。離乳の段階でお母さんが手本を見せて教えると、幼児は反復しながら覚えていきます。親がそれをおこたると、「よく噛むこと」を知らずに大きくなってしまい、あまり噛まずに飲み込んでしまうことになります。健康で賢い子供に育てるには、小さいうちから噛む力、咀嚼力をつけさせることが、大変重要になります。そのためには、まず何でも噛める丈夫な派を作らなくはなりません。

歯を作っている主な栄養素がカルシウムであることは、皆さんもよくご存知でしょう。体内のカルシウムは、98%が骨に、1%が歯に、残りの1%が筋肉や血液に含まれています。日本人は、他の栄養素に比べてカルシウムの摂取量が少ないといわれていますが、これは日本の土壌に含まれるカルシウム量が少ないことに由来します。また、カルシウムと結びついて歯や骨の石灰分を作るリン酸塩とカルシウムの比率は、1:1が望ましいのですが、加工食品、中でもスナック菓子やインスタント食品、清涼飲料水には、リン酸塩が多く含まれています。リン酸塩は体内で一定量を越えると、カルシウムと結合して体外に排泄されるので、これらの食品の摂り過ぎは摂取量の少ないカルシウムをより不足させてしまいます。
                           管理栄養士  越後 和恵

癒しを求めて〜イルカ篇〜


この山田医院で事務員として働くようになってはや三ヶ月。毎日が目まぐるしく過ぎていくせいか、初めてここに面接を受けに来たのがずいぶん昔のことのように思われます。あの時の私は緊張と不安の入り混じった微妙な心理状態でしたが、看板に描かれた青イルカを見たことで、なんとなく緊張が解けてその後も落ち着いて面接に臨めたような気がします。このようにイルカを見てほっとしたという経験、みなさんもあるのではないでしょうか。そもそもイルカは哺乳類の中でも人類に近い生き物であると考えられています。イルカに命を助けられたという伝承(例:ギリシア神話の舟を導くアポローンなど)が世界各地に残っているように古くから救済・導きの象徴として人々に慕われてきました。また「イルカは人を癒す」といわれていますが、実際にイルカと接することで人間の心理状態にどのような影響をもたらすかを実験したところ(実験はイルカと接する前と後で絵を描き、その形や色の変化からリラックス度や心の状態を分析するというもの)形は角張った絵から丸みを帯びた絵に、色はブルーなどの寒色系からオレンジなどの暖色系に変化した、という結果が出ています。(アイサーチ・ジャパンより)つまりイルカと接することで精神的にリラックスした状態になったわけです。イルカを見る(もしくは触れる)と何故人は癒されるのか?見た目が可愛いからという理由も勿論あるでしょう。しかし彼らの持つ能力についてはまだまだ謎めいた部分がたくさんあります。もしかするとそのあたりに人を癒すヒントが隠されているのかもしれませんね。                        
                         山田医院 医療事務  川村 理恵 
                                        
      メニュー  Page1  Page2  Page3  Page4         
メニュー  Page1  Page2  Page3 Page4