テキスト ボックス: 医療法人 山田医院
テキスト ボックス: 2003年11月20日発行:第4巻 第11号(第46号)
テキスト ボックス: インフルエンザについて
テキスト ボックス: 昨年である2002年11月に中国広東省に端を発した新型肺炎であるSARSコロナウイルスによる重症急性呼吸器症候群(SARS:Sever Acute Respiratory Syndrome)は汎世界的な体制をもって約4ヶ月で封じ込めることには成功をした。この宣言をWHOは行いましたが同時に警戒が必要であることも強調されています。一般的には風邪を引き起こす他のコロナウイルスと同様に冬季になるとSARSが再び流行する危険性があると言われています。SARSの特徴は以前にもこの山田医院便りで説明をしましたが38℃以上の発熱,咳や呼吸困難などの呼吸器症状があり特に病初期ではインフルエンザ等の他の呼吸器感染症との区別が困難となっています。その為に厚生労働省を中心に現時点では治療法ならびにワクチンがないSARSと紛らわしいインフルエンザに対しては予防の強化のためにインフルエンザ予防接種の施行を強調しています。さて、インフルエンザについてですが昨年度から今年に掛けての冬のシーズンでは過去10年間で2番目の流行でした。12月中旬からA型が流行,2月初旬からはB型の流行があり4月過ぎまで認めていました。20世紀以降、A型は3種類、B型は1種類のみで1990年代以降はA/香港型の流行の頻度が高くなり6シーズン連続で類似性の抗原を持つウイルスが中心です。科学的な根拠はないもののH5N1、H9N2の出現や過去の経験から新型ウイルスの出現が専門家の間では危惧されています。インフルエンザの診断ですが38℃以上の突然の発熱、咳,痰などの呼吸器症状に加えて関節痛や全身倦怠感などの臨床症状から診断されます。なお,周囲の状況からの判断も大切です。その他鼻からのぬぐい液での迅速検査を使用することもあります。インフルエンザの発熱は2峰性の発熱といい2-4日の発熱後に一時解熱をして再度発熱を起したり、また高熱による熱性痙攣を主に5歳以下の小児に認めることもあります。その他幼少児における脳症、成人における肺炎,心筋炎等の合併症があります。治療法は発症後2日以内の服用で効果がある抗インフルエンザ治療薬を基本に症状に対する治療となります。解熱剤に対しては脳症との関連性からボルタレンやポンタールなどの治療薬を使用することはできません。予防はインフルエンザワクチンが基本です。高齢者に対しては死亡を80%、入院を50-60%程度抑えるといわれています。1-5歳児に於いても50%程度発症を抑えるといわれています。ただしインフルエンザの抗原の変異性、ならびに免疫の持続性から毎年予防接種を受ける必要があると言われています。予防接種において成人では約半数に接種部位の発赤等の副作用がありますが年齢が小さいほど副反応は小さくなっています。なお全身反応はまれとなっています。インフルエンザは飛抹感染でつばなどにくっついたウイルスが感染を起します。くしゃみでは3m、咳では2mほど飛ぶといわれていますからこのような症状を起している人からは離れることが大切です。鼻についたウイルスは20-30分で粘膜に進入しますからウイルスの進入をうがいで防ぐためには20分おきにする必要がありますので現実的ではありません。手洗いがより大切になってきます。マスクの使用はウイルスの吸入を予防してかつ手が口に行くのを予防しまた保湿効果があります。まずは予防接種をうけ、その次には日常生活で感染を受けないようにする事が大切でしょう。
                      山田医院 医師 山田 良宏
テキスト ボックス: 水曜日午前中の検査についてのお知らせ
水曜日午前中は予約診療として胃カメラ、大腸(直腸、S状結腸)カメラや超音波検査などをしております。
なお、血液検査、心電図検査、レントゲン、短時間の超音波検査はいつでも可能です。

インフルエンザについて

腸内細菌

について

小食は長生きのしるし

お薬上手に飲んでくれますか

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インフルエンザ流行の秘密

お母さんとインフルエザ

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