テキスト ボックス: Page #
テキスト ボックス: 第4巻 第11号
テキスト ボックス: 腸内細菌について

○腸内細菌には善玉菌もいれば悪玉菌もいる
私たちの腸の中には、乳酸菌をはじめとして、いろいろな細菌が無数にいて、休むことなく活動しています。
腸内には100種類、100兆個の細菌が住みついています。ちなみに、成人の身体をつくっている細胞の数は60兆個ですから、腸内細菌はこれをはるかに上回る多さです。腸内細菌はひとつひとつの細菌があちらこちらにバラバラに住みついているわけではありません。例えば、ビフィズス菌ならビフィズス菌同士、種類ごとに集まってグループを作っています。顕微鏡で見ると、その様子が草むらのように見えるため、これを腸内菌叢あるいは腸内フローラ〈お花畑〉と呼びます。
○ヨーグルトを作る乳酸菌
健康を保ち老化を防ぐには、腸内で善玉菌の勢力を強めてやり、それによって悪玉菌の働きを抑え込んで有害物質が作られないようにすることが大切です。それには、乳酸菌をたくさん含むヨーグルトを食べるのが、手っ取り早い方法です。ヨーグルトに使われる乳酸菌には、乳酸球菌という丸い形をした菌、乳酸桿菌という細い棒状の菌、さらに棒が枝分かれした形のビフィズス菌の3種類かあります。こうした乳酸菌の中には、消化液の作用で死んでしまうものがありますが、乳酸菌が死んでもその成分が腸内の環境を整えてくれるため、もともと存在した善玉菌を増やすことができます。また、ビフィズス菌などのように生きたまま腸までたどり着いて、そこで増える乳酸菌もあります。
○ヨーグルトに食物繊維で鬼に金棒
食物繊維は腸の働きを活発にしてくれるので、大腸内に有害物質や発ガン物質をつくる悪玉菌が増えないうちに、老廃物を大便として体外に排泄します。腸内がきれいになればそれだけビフィズス菌などの善玉菌が活躍しやすくなります。ビフィズス菌をさらに活躍しやすくするためには、ヨーグルトと一緒に食物繊維の多いものを食べることです。食物繊維の多い食物には、穀類、豆類、芋類、きのこ、海藻、野菜、果物などがあります。ビフィズス菌を増やすものとして、注目されているのがオリゴ糖です。オリゴ糖は消化・吸収されにくいので大腸まで達し、ビフィズス菌の増殖に役立ちます。オリゴ糖は“特定保健用食品”として商品化されているものもありますが、自然界の食物としては玉ねぎ、ごぼう、アスパラガス、バナナ、大豆、はちみつ、ヨーグルトなどに多く含まれています。腸内フローラは変わりやすいので、便の回数、形状などを参考に、食生活に留意しましょう。
                               管理栄養士  越後 和恵

小食は長生きのしるし― 腹八分目にして病気しらず ―

生活習慣病である癌、心臓病、脳血管障害ならびに高血圧、糖尿病などは長年の生活習慣が原因となって起こり、もう皆さんも、よく御存知のことと思います。これらの病気は初期の段階なら、正しい生活習慣を取り戻すことで全治したり、症状を改善したりすることができます。生活習慣の改善項目として、トップにあげられるのが小食にすることです。普段から小食の人でも偏った食事をされてる場合は改善する必要があります。最近では食の欧米化が定着しつつありますが、昔の日本人の食生活をチェックしてみると、健康効果からいえば、現在より行き届いたものだった事に気付きます。日本人の摂取エネルギ−は、すでに欧米の水準を越えつつあるそうで、そのはてにダイエットに狂奔したり
生活習慣病に苦しんだりです。こうした矛盾に陥らないためにも、子供のころから過食を避け、小食の習慣をつけてしまいましょう。小食というのは、腹八分目に通じます。「我ながらよく食べるな」と思うような人は、もったいないようですが、主食も副食も、食べる前に三分の一取り分けてしまい、三分の二にしてみましょう。はじめのうちは満腹感がなく、物足りなく思いますが、すぐに慣れ、やがて、このほうが体の調子が良いことに気付くはずです。  (私自身にも言える事なのですが・・・・笑)  ストレスで過食になっている人は、ストレスを上手に発散させ、暴飲、暴食を防ぎましょう。また、よく噛んで食事をすることも重要です。(一口20回を目標に)よく噛んで食べれば、消化もよくなりますし、少しの食べ物でも、噛まずに飲み込むより胃袋が一杯になります。仕事が忙しく食事の時間が長くとれないという人もおられると思いますが、できるだけよく噛んでゆっくり食べるように心掛けましょう。
                                   
                             山田医院 看護師 福岡 由美 
   
       メニュー  Page1  Page2  Page3  Page4          Page1
メニュー  Page1  Page2  Page3 Page4