テキスト ボックス: 前立腺の病気
テキスト ボックス: 前立腺は男性の膀胱の下、尿道の付け根にある胡桃大の臓器です。この前立腺は加齢とともに増大し下部尿路症状といわれる残尿感、頻尿、尿失禁などの症状を起こします。60歳以上の男性では3人に1人は軽度の肥大症があると言われています。前立腺肥大症の症状には個人差が強く前立腺が小さくても自覚症状が強く、尿の出方が悪い人がいれば前立腺が大きくても症状がほとんどない人もいます。自覚症状(残尿感、夜間の尿回数、尿の出方、排尿時にいきむ必要があるかなど)と診察上から前立腺肥大症の診断がつきます。(自覚症状については下記の表の点数が8点以上で中等症、20点以上で重症となります。)治療法としては症状が軽ければ何もせずに経過観察なりますが、中等症以上ではα1ブロッカーといわれるお薬(当院においてはハルナール、フリバスなど)を中心とした薬物療法となります。なお、残尿が強い時あるいは薬物にて軽快しない時などには手術等の治療が必要となります。当院においては府立病院あるいは大阪警察病院を紹介することが多くなっています。なお、天皇陛下、杉原輝雄さんなどの著名人が罹患して有名になった癌はこの前立腺由来です。前立腺癌は増加傾向で20年程前の2−3倍になっています。検診においての発見率は1%程度といわれており、これは他の癌の検診に比べても極めて高くなっています。特に上記の下部尿路症状で受診した場合には7%において癌が認められています。近年では前立腺癌の血液腫瘍マーカーとしてPSAが普及しており前立腺癌の早期発見が多くなっています。このPSAの値が4.0を超えると前立腺癌を疑うようになります。PSAが4.0と超える場合と直腸指診において前立腺にしこりを見つけた場合は泌尿器科においては前立腺のエコー検査あるいはMRI等を受け、場合によっては入院の上で生検(お尻に針を刺して前立腺の組織を一部取る検査)を受けることになります。前立腺に限局した癌であれば放射線療法あるいは手術療法になりますが、一部進行した癌であればホルモン療法を手術あるいは放射線に併用することになります。手術あるいは放射線療法においては大きな合併症としては尿失禁があります。前立腺の疾患は本来ならば泌尿器科ですが、一般には内科等の一般診療所で行なわれていることが多くなっています。当院においても癌の疑いが出てきた場合あるいは下部尿路症状が悪化した場合には迅速に泌尿器科を紹介して受診を受診してもらっていますが安定している場合には当院で加療をしています。 
                    山田医院 医師 山田 良宏

前立腺の病気

女性に増えている脂肪肝

「心の風邪」聞いた事ありますか

熟年うつ病

無理をしない

ダイエット

子どもの虐待防止について

テキスト ボックス: 2002年8月20日発行
テキスト ボックス: 第4巻 第8号
テキスト ボックス: 医療法人 山田医院
テキスト ボックス: 2003年8月20日発行:第4巻 第8号(第43号)
テキスト ボックス: 水曜日午前中の検査についてのお知らせ
水曜日午前中は予約診療として胃カメラ、大腸(直腸、S状結腸)カメラや超音波検査などをしております。
なお、血液検査、心電図検査、レントゲン、短時間の超音波検査はいつでも可能です。
       メニュー  Page1  Page2  Page3  Page4          Page1
メニュー  Page1  Page2  Page3 Page4