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テキスト ボックス: 第3巻 第9号
テキスト ボックス: 自覚症状のない高脂血症

健康診断などでコレステロールが高いという結果を見ても、「そうだったかな?別に大丈夫だろう」程度にしか気にしていない人が多いようです。困ったことに血液中のコレステロール値が高くても、それとわかる症状はないからです。
しかしながら、コレステロールが問題となるのは、コレステロール値が高ければ動脈硬化を引き起こしやすいからです。動脈硬化は、私たちの体中に血液を流している血管の内側が厚くなり、細くなるため血液が流れにくくなります。
脳の血管が詰まれば脳梗塞です。脳梗塞にもいくつか種類はありますが、近年増えているのが動脈硬化の素因に高血圧などの因子が加わって脳の血管が詰まる、動脈硬化性のものです。高齢者に多く見られますが、40歳代、30歳代にも見られるようになりました。食生活の変化にともない脳梗塞を起こす年齢が下がってきているためです。健康診断などで血圧やコレステロール値、中性脂肪値などに異常値があれば、特に症状がなくても食生活を見直すことを心がけましょう。
高脂血症の予防や改善のための食生活には、次のような点に気をつけましょう。
@カロリーの摂取を適正にする…体重は標準範囲か?
  コレステロールや中性脂肪の値が高い人は、肥満である場合が多いようです。カロリーは摂り過ぎると、余った分は中性脂肪として体内に蓄積されます。それが肥満の原因ともなります。まずは自分の体重は標準範囲内にあるか確認しましょう。

A脂肪のとり方に注意する…脂肪にも種類がある
  全体的に脂肪の摂取量を適量にすることは、基本です。その上で控えたいのは肉類の脂身です。コレステロールを増やす働きをもつ飽和脂肪酸がたくさん含まれています。またコレステロールを減らす働きのある不飽和脂肪酸を多く含むサンマやサバなどの背の青い魚はおすすめです。

Bコレステロールの多い食品は避ける
特にコレステロール値の高い人は、コレステロールの多い食品に注意しましょう。鶏卵はコレステロールを多く含みます。卵を1日に何個も食べていないか、振り返ってみましょう。卵料理はもちろん、卵豆腐、クリームパン、カステラ、プリン、アイスクリーム、ケーキ、マヨネーズ…などに含まれています。

C食物繊維を積極的に摂る
控えたり、避けたりするのではなく、積極的に摂ることが予防や改善になる食品があります。食物繊維が豊富な海藻、きのこ、果物、豆類などがその一つです。食物繊維は腸内でコレステロールの吸収を防ぎ、体外へ排泄する働きをもっています。  
                                   管理栄養士  越後 和恵                        
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