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テキスト ボックス: 第3巻 第6号
テキスト ボックス: 歩いて基礎代謝を高めよう!

中年になると、基礎代謝量が低下するので、ますます太りやすくなります。基礎代謝とは、眠っているだけでも消費する、生命を維持するために必要なエネルギーです。私たちの体は安静にしているだけでも、ある程度のエネルギーを消費しているのです。1日の消費エネルギーのうち、30〜40%が活動エネルギーで、60〜70%が基礎代謝量です。つまり日常活動で消費するエネルギーより基礎代謝のほうがずっと多いのです。
 しかし、年齢が40歳を過ぎると、基礎代謝量が目立って低下します。ただし、中年以降でも人によって減少割合に大きな差があります。この個人差の大きな原因は、筋肉量です。筋肉は、消費するエネルギー率が高く、これに対して脂肪は、エネルギーをあまり使いません。つまり筋肉量が多い人ほど基礎代謝は高く、脂肪量が多い人ほど基礎代謝量は低くなります。
 中高年で基礎代謝量が減少する原因は、筋肉の量と機能が低下してエネルギー消費量が少なくなるからです。若い時よりも体を動かさなくなることも、筋肉への刺激が少なくなって筋肉量や機能の低下を促すと考えられています。基礎代謝量は低下しているのに、食べる量は中年になっても若いころとあまり変わらず、これに運動不足が加わると、余ったエネルギーが脂肪となって皮下脂肪と内臓の周辺にたまり、肥満が生じます。
 肥満は脂肪が過剰に蓄積された状態です。肥満度が増せば増すほど、血液中の総コレステロールや中性脂肪が増加し、善玉コレステロール(HDLコレステロール)が低下します。
 老化による筋肉の機能低下は避けられませんが、活動的な生活を送り、基礎代謝を高めてエネルギーを多く使う体に作り変えることが大切です。
 働き盛りの年齢で、運動のために時間を持ちにくくても、日ごろのちょっとした努力の積み重ねで確実に運動量を増やせるのがウォーキングです。従来、運動は20〜30分以上続けなければ脂肪が脂肪が燃焼せず、効果がないとされてきましたが、1998年のイギリスの研究では10分ずつ3回に分けても効果が得られることが分かってきました。続けてできない場合は、10分づつに分けて、合計1日30分以上運動すればいいのです。日常生活の中で、ウォーキングが毎日続けられるチャンスを見つけてはじめてみましょう。
                         管理栄養士 越後 和恵

旬の野菜:トマトの効用
近年では,温暖化が進んでいる中,暑い日が多くなっています。天気予報でも、まだ6月なのに真夏並みの気温をよく耳にします。夏が目前のそんな体調を崩しがちな日々、体にいい食材をたべて、健康増進に役立てていただけるよう、今回は夏野菜でも代表的なひとつとして、トマトについて少しご紹介したいと思います。
トマトの原産地は南米です。コロンブスの新大陸発見で、ヨーロッパ大陸とアメリカ大陸の行き来が始まった頃、ヨーロッパに伝わり、イタリアで広まりました。今でもイタリア料理の代表といえばトマトソースです。日本への伝来は、江戸時代末頃です。はじめは鑑賞用として紹介されました。赤なすと呼ばれ、綺麗な色と形が愛でられていたようです。その後、食用にされるようになりましたが、昔はトマトソースにすることはまれで、生食かせいぜいケチャップとして利用されていた程度でした。最近はイタリア料理ブームにのって家庭でもトマトソースを利用するようになりました。
トマトソース用のトマトは、生食用とは種類が異なり、やや縦長で深い赤色をしているのが特徴です。
(健康増進・健康維持に)
トマトは消化を助け、胃を整える働きに優れています。(健胃作用)又、降圧効果があり、ドイツでは高血圧患者にトマトジュースの常飲の指導がなされているそうです。ただし、トマトには体を冷やす作用もあるので、胃腸が弱っているとき、高齢の方は冬は生でたくさん食べ過ぎないように注意しましょう。
(トマトをこんな風に…)
冷えたトマトを生で食べるのもおいしいですが、完熟トマトはジュースにして飲むのがおいしいです。ジッパーつきの密封袋などに適量ずつ入れて冷凍しておけば1年中飲めます。
又、モッツァレラチーズと一緒にサラダとして食べたり、スープなどにしてみてもいかがでしょうか。
                         山田医院 看護師 福岡 由美
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