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テキスト ボックス: 第3巻 第3号
テキスト ボックス: 野菜は彩りよく食べて、免疫力をアップしましょう


野菜の栄養的評価は、最近まで、ビタミンの含有量だけで判断されてきました。野菜を十分に摂取すると、ガンや生活習慣病を予防することがしられ、それがビタミンや食物繊維などによる効果とされてきました。しかし近年、このほかの成分による抗酸化力が発表され注目を浴びています。
 βカロテンやビタミンCなどの抗酸化成分が重要な成分であることには、変わりありません。野菜には動物性食品にはない、あらゆる生活習慣病に有効な成分があるのではないか?と考えられ、出てきたのが「白血球」の働きでした。白血球は免疫機構を担う細胞で、体外から侵入する異物を処理して感染症を防ぎます。さらに、体内で生じた変性物や老化した細胞…ガン細胞や過酸化脂質なども処理し、ガンをはじめとする生活習慣病とかかわっています。
 そして、これらの働きが大きいのは、必ずしもビタミン類が豊富な野菜、緑黄色野菜ではありませんでした。むしろキャベツや大根、白菜、ねぎなどの淡色野菜の働きに注目されました。

 野菜を食べるのがよいと言うと、「生野菜でなければ」と思う人がいます。食べたという実感のある感触に加え、生で食べることによってビタミン類が豊富にとれると思うようです。
 確かに、ビタミンCなどは熱に弱い性質があるので生で食べるほうが効率よく摂取できるといえます。しかし生野菜はカサがあって食べられる量に限界がありますし、生では食べられない野菜も少なくありません。野菜をたっぷりと、しかも多種類食べるには、火を通した野菜を食べるほうが効率的です。それは同時に、ビタミンC以外の様々な成分を十分に摂取することにもつながります。野菜の抗酸化作用の働きは、生よりも加熱調理したもののほうがよいという報告もあります。
 一方、白血球の活性化作用は加熱しても変わりません。サラダはもちろん、煮物、炒め物などあらゆる料理でその作用が期待できます。
 野菜は毎日食べても飽きのこない食材です。特に淡色野菜はそのものが淡白な味なので、調理の方法しだいでまったく違った味、食感が楽しめます。いろいろな野菜を多様に使うのが有効成分をたっぷり摂取するコツです。

注目成分!
 アリシン
 ニンニク特有の刺激臭のもとがアリシン。抗血栓作用、コレステロール値の上昇抑制などが明らかになっている。発ガン作用、ピロリ菌にも有効であることが報告されている。
◇効果的なとり方
  にんにく、ねぎ、玉ねぎ、にらなどにアリシンは多く含まれているので、食事に加えよう。これらにはビタミンB1もあるので疲労回復効果も期待できる。生にんにくは食べ過ぎると腹痛や貧血をおこすことがあるので、おろしにんにくなどは1日1片程度がよいでしょう。 
                             
                                         管理栄養士  越後 和恵



  
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