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テキスト ボックス: 第3巻 第2号
テキスト ボックス: 「ごはんよりパンでは、、、、、」

「ごはんよりパンを好む、魚が不足している」と引き起こす症状

コンビニや惣菜コーナーの充実、勤務形態の多様化など食環境の変化にともない、「忙しい」や「作るのが面倒」「かえって不経済」などの理由でお弁当や外食を利用する頻度が増えています。若者だけでなく、一人暮らしの高齢者、共稼ぎをしている家庭などのケースを考えると大多数となるのではないでしょうか。こうのような生活環境の変化の中で「便利な物」を利用する時、注意したい栄養素の過不足があります。
市販のお弁当や外食では野菜が極端に少なく、魚もほとんど使われていません。“ごはんやおにぎり”をみても家庭で炊くものとは異なり、思いがけない材料や調味料、食品添加物が使われていることがあります。そうなると栄養素では糖質や脂質が必要以上に多くなり、一方ビタミンやミネラルは不足していて、特に亜鉛や鉄の充足率は約60%になります。
脂肪を構成する脂肪酸には、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられます。肉類・乳製品などの動物性脂肪には飽和脂肪酸が、植物油や魚類には不飽和脂肪酸が多く含まれていて、摂りすぎずバランスよく摂取することが大切です。特に魚類が不足すると脂肪酸のバランスが崩れるだけでなく、ビタミンB群やビタミンE、亜鉛、鉄などの栄養素も不足してきます。
また、パン食を好む人の中で、朝食ならば食パンにバターやジャムをつけてコーヒーと済ませる、昼食ならば菓子パン2個にジュース、夕食ならばサンドイッチといった食べ方で、食品数が少なくなりがちです。さらに添加物にリン酸塩などが使われていると亜鉛の吸収が妨げられます。
このような脂肪酸のアンバランスや亜鉛の不足が続くと、自律神経機能の低下、味覚障害、嗅覚の低下、食欲不振、肌の乾燥、脱毛、性能力の減退、発育の遅れなど様々な症状が出てくることが分かっています。

自律神経には交感神経と副交感神経があり、この2つは相反する働きをもっています。昼間は交感神経が活発に働いて身体活動を促し、夜間は副交感神経が働いて体や神経を休息させます。この自律神経機能のバランスが悪くなると、起きているのに眠たい、逆に眠っていても熟睡できないなどの症状があらわれます。心当たりがある方は、一度食品バランスをチェックしてみましょう。

チェック項目
□	肉類と魚介類は交互に食べている
□ 外食、弁当、惣菜、ハム・かまぼこなど練り製品、レトルト食品、カップ麺などを利用する頻度は1日1回までである
□ 野菜料理を毎食1品以上食べている
□	ごはんを1日2食は食べる
□	主菜、副菜などのおかずを毎食食べている
該当しない項目が2つ以上ある人は、このまま続けると脂肪酸のアンバランス、亜鉛不足の危険性があります。食生活を見直すことをおすすめします。
                        管理栄養士  越後 和恵
 

参:栄養と料理
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