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山田医院だより
       

1:骨と間接の10年
2:口の中から健康状態が見えてくる
3:民間療法と風邪に用いる民間薬
4:子供とインフルエンザ
 
水曜日午前中の検査についてのお知らせ
水曜日午前中は予約診療として胃カメラ、大腸(直腸、S状結腸)カメラや超音波検査などをしております。
なお、血液検査、心電図検査、レントゲン、短時間の超音波検査はいつでも可能です。

口の中から健康状態が見えてくる

「歯周病は」、歯を支える歯ぐきや骨などが破壊されていく病気で、酷くなると歯は支えを無くして抜け落ちてしまいます。さらに、この病気は全身へも影響を及ぼす事がわかってきました。歯周病菌が血液を介して全身に運ばれてなんらかの影響を及ぼし、糖尿病や心筋梗塞などの生活習慣病を引き起こす事が明らかになってきたのです。つまり、歯周病を防ぐことが生活習慣病を予防することにつながるのです。  歯科診療を受ける人を対象に行った食事調査の結果から、歯周病の人の食生活の傾向が見えてきます。   「やわらかいものが好き」   「栄養のバランスが乱れている」  歯周病の人には、やわらかいものをよく食べる傾向があったのです。これは、歯や歯ぐきの状態が良くないので硬いものが食べられないからだともいえますが、やわらかい食べ物を食べる事でその状態をさらに悪くしているとも考えられます。なぜなら、やわらかいものはあまり噛まないので、唾液の分泌量が少なくなって自浄作用〈口中の汚れを洗い流す事〉が劣ってくるからです。また、やわらかいものは歯や歯ぐきに粘着しやすいので歯垢がたまりやすくもなります。歯垢はいろいろな種類の細菌が集まってできたもので、食べ物の中の糖分を栄養にして増えます。これらの菌が出す毒素などが歯周病の原因になるのです。  歯周病の人には「エネルギーは足りているけれど、ビタミン類や鉄、カルシウムが不足している」という傾向も見受けられます。栄養のバランスが悪いことは、歯ぐきや歯を支える骨の状態を悪くすることに結びつきます。栄養のバランスが悪いことは、歯ぐきや歯を支える骨の状態を悪くすることに結びつきます。例えば、ビタミンCは骨や皮膚の成分であるコラーゲンの生成を助ける役目があり、こわれた組織を正常な状態に治すのに必要です。また、ビタミンAには上皮〈歯ぐきの表面〉粘膜を強くする役目がありますし、カルシウムやビタミンDは骨の形成に欠かせない栄養素です。逆に、控えたいのは、糖分や脂肪です。これらは歯に付着しやすく歯垢を増やす原因になります。一般に、外食やファーストフードは砂糖や油が多く使われ、やわらかいものがほとんどです。 私たち日本人が40歳以降に歯を失う原因の6割以上は歯周病であるといわれます。現在80歳の高齢者の歯の喪失は多く、わずかに平均5本が口腔内に残存しているのが現状です。現在、各地において「8020運動」という80歳になっても20本の機能する歯を保とうという運動があります。この「8020」を目標として栄養とバランスを整えてよく噛んで歯周病を予防しましょう。 栄養士 木下 知穂                                                                  

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