テキスト ボックス: 糖尿病について
テキスト ボックス: 糖尿病は現在全世界的に増加しており、日本では700万人の患者さんがいると推定されています。有病率として見ると日本人の約5―6%は糖尿病であるといわれています。また、この数倍の人が将来的に糖尿病に移行する可能性がある糖尿病予備群といわれています。このために「健康日本21」にも取り上げられており、現在は重要視されている疾患です。糖尿病の有名な合併症である失明は年間に4000人の割合で増加しており、また透析にいたる人は年間11000人といわれております。これは失明の原因の1位であり、また腎不全のために透析を導入する原因の1位でもあります。糖尿病とは何でしょうか?糖尿病はインスリンというホルモンの作用の低下により起こる高血糖が引き起こす様々な状態を示しています。口渇、多飲、多尿という発症時の自覚症状が有名ですが、合併症が大切であり、特に治療をせずに放置していると細小血管の障害により5年程で神経症状(手足のしびれ、起立時のめまい感等)が、7年程で眼(網膜症など)が、10年から15年で腎臓の障害(蛋白尿から体のむくみ、腎不全)が起こります。また糖尿病特有の合併症ではありませんが、動脈硬化の促進から心筋梗塞、脳梗塞などの発症の危険性も高くなります。では、糖尿病の診断はどうするのでしょうか?1999年に診断基準が変わりました。簡単に言うと空腹時の血糖値が126mg/dl以上あるいは食後2時間の血糖値が200mg/dl以上を示す時、1―2ヶ月の平均の血糖値を示すHbA1cが6.5%以上の時は糖尿病と診断されます。糖尿病は大きく分けて小児に発症することが多い1型糖尿病といわゆる生活習慣病として成人に発症する2型糖尿病に分けることが出来ます。2型糖尿病は高血圧、高脂血症、肥満(内臓脂肪)などを合併することが多くこれらの背景には「インスリン抵抗性」が注目されています。この「インスリン抵抗性」とはインスリンの作用が障害された状態であり動脈硬化の基盤になっていると考えられています。この「インスリン抵抗性」は糖尿病になる前の予備群の時から始まると考えられておりこの時点からの治療が必要です。(糖尿病でなくても糖尿病になりかけていても治療が大切です。)では治療はどうするのでしょうか?基本は食事療法と運動療法です。食事療法はカロリー計算等があるのですが、簡単には食事は3食きっちりと食べる。(朝を抜いたりしない)、栄養バランスをきっちりとする(一日30品目以上を目標に)、腹6−7分目までゆっくりと噛んでおいしく食べる。と言われています。なお運動療法は基本的には自分にとって40−60%の強度で食後30−60分してから15−30分程度を日に2回、週に3日以上楽しみながらすることが必要です。なお、食事ならびに運動療法で糖尿病のコントロールができない時は薬物が必要になります。薬物としては経口血糖降下剤かインスリン療法となります。経口血糖降下剤は現在では多種多様あり、通常は1剤の服用から治療が始まります。なお、経口血糖降下剤でのコントロールが不良ならばインスリン治療が必要となります。インスリン治療は自分で1日に1回から4回程度注射をする必要があります。以前とは異なり痛みもほとんどなく、手間も少なくなっています。なお、インスリン療法は最終的な治療ではなくて、今では早期にすることで合併症を予防し、またコントロールが良くなったら再度経口血糖降下剤を使用することが可能です。糖尿病は現在の車社会においては急増中の病気です。健康な人でも上記の食事、運動に心がけておきましょう。            山田医院 医師  山田 良宏テキスト ボックス:

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テキスト ボックス: 2001年2月20日発行
テキスト ボックス: 第2巻 第2号

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テキスト ボックス: 水曜日午前中の検査についてのお知らせ

水曜日午前中は予約診療として胃カメラ、大腸(直腸、S状結腸)カメラや超音波検査などをしております。
なお、血液検査、心電図検査、レントゲン、短時間の超音波検査はいつでも可能です。
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